チェッカー
チェッカー」とは「チェックをする人」だが、現在の中国語翻訳現場ではターゲット言語のネイティブチェッカーによるリライトをネイティブチェックと呼び、非ネイティブチェッカーによるチェックを単に「チェック」と呼ぶ場合も多い。それではその「チェック」とは何かと言うと、大きく分けて2つが考えられる。一つは「翻訳内容のチェック」で、もう一つは「抜けや仕様のチェック」である。「翻訳内容のチェック」はリードトランスレータが他の翻訳者の翻訳に目を通し、「誤訳がないか」とか「技術内容が正確に伝わっているか」などをチェックする。一方「抜けや仕様のチェック」は、翻訳抜け、スペルミス、数字記号の間違い、仕様違反などを中心にチェックをする。これらのチェックは翻訳後に行なうものだが、翻訳前に必要なチェックもある。一つの例をあげれば、クライアントから支給されるターゲット言語化された画面ショットのチェックがある。間違った画面ショットが送られてくることもしばしばあり、後工程の混乱を回避するためにも事前のチェックは大変重要である。